男性器サイズの世界平均が判明 短小の悩み、実際は大半問題なし

糖の吸収を抑える、腸の環境を整える富士フイルムのサプリ!

   グーグルの検索データ解析によると、男性が頻繁に検索するキーワードのひとつが「男性器のサイズ」といわれている。世界中の男にとって気になるテーマなのは間違いない。

   英ロンドン大学の研究チームは、過去の研究で調査された男性器サイズデータを分析し、世界的な平均は、勃起時で長さが13.12センチ、太さが11.66センチとなったと、2015年3月2日に『BJU International』オンライン版に発表した。

  • 短小コンプレックスは思い込みかも?
    短小コンプレックスは思い込みかも?
  • 短小コンプレックスは思い込みかも?

サイズは身長に関係、人差し指の長さは無関係

   研究では、17歳以上の男性50人以上を対象におこなわれた過去の研究の中から、医療従事者が平常時と勃起時の両方を測定したものなど、条件に合ったものを選び、黒人種(サハラ砂漠以南のアフリカの地域)、白人種(ヨーロッパ、南アジア、北アフリカ)、アジア系(東アジア)、1万5521人分のデータを分析した。男性器に異常がある場合や手術をおこなっているケース、勃起不全(ED)などは除外されている。

   その結果、長さ(恥骨部分から亀頭先端まで)は平常時9.16センチ、勃起時13.12センチ、太さ(根元または中間部分の周長)は平常時9.31センチ、勃起時11.66センチとなった。身近なもので考えると、350ミリリットル入りの飲料缶が約12センチ、一般的なボールペンが約14センチだ。太さはイメージしにくいが、径に換算してみると、平常時が約3センチ、勃起時で約3.5~3.6センチとなる。

   さらに、体の各部位と男性器サイズの関係についても分析をおこない、身長が高いほど男性器も長い傾向にあることもわかった。

   俗説でしばしば言われる人差し指の長さや睾丸の大きさ、足のサイズ、年齢などと男性器サイズについては有意な関係は見られなかったという。過去の研究では男性器の長さと太さは黒人種が最も大きく、中間が白人種、最も小さいのがアジア系としているものもあるが、今回の分析では人種との関係も明確にはわからなかったとしている。海外へコンドーム輸出実績のあるオカモトによると、海外と国内のサイズ展開は同じで、特に大きなサイズを用意してはいないという。

「欧米では日本を含むアジアより大きいサイズを好む傾向にはありますが、大きいサイズがよく売れている、ということもありません。日本の場合は国内では標準的なサイズが一番売れています」

   コンドームの売り上げを見る限り、確かに人種間で男性器サイズに大きな違いはないようだ。

姉妹サイト