上野動物園には「歌舞伎役者のような」ゴリラもいた
シャバーニには2頭の子供がいて、うち1頭の子育てに失敗した。人の手で育てた後、群れに返したのが14年11月。元に戻ったことを告知する意味合いもあって春イベントの目玉をゴリラにフューチャーした。それまではなんとなく見ていた来園者がじっくりと観察したところ、シャバーニのイケメンぶりに驚き、写真撮影してSNSで公開した。そんなこんなで、シャバーニが有名になってからは特にカップル客が増えて、「カッコイイ!!」などの声を挙げているという。
担当者の話によれば、上野動物園にシャバーニの兄がいるのだという。さっそく上野動物園に聞くと、「ハオコ」という名前で15年8月に22歳になるという。兄弟のため顔つきがよく似ていて、やはりこちらもイケメンゴリラとして常連客には有名な存在なのだそうだ。女性ファンが多く、開園と同時にカメラを持ってパンダ舎など他の動物には目もくれずに一目散にゴリラ舎を目指して行く。
また、イケメンとしてだけでなく、後ろ姿も絵になるといった評判もある。
ちなみに、担当者によれば、ハオコの前にいたゴリラ「ブルブル」は、「歌舞伎役者のような存在感」として愛されていた。ニシローランドゴリラのオス全部がイケメンと呼ばれるわけではないらしい。