「とても怖いので・・・」
田中委員長の発言などが報じられると、ツイッターでは
「こんな連中にこんな危険なものをいつまで扱わせるの?」
「もう、もんじゅは止めましょう。危険すぎる」
といった声が寄せられている。
さらに、
「とても怖いので、もんじゅを止める方向でお願いします」
「いくらなんでも、こんな現状でもんじゅを再稼働させろと言う奴は...いたりするから怖い」
と不安を募らせる人もいる。
粗末な管理体制が露呈したためか、やはり事故を懸念する人は多いようだ。実際、1995年にはナトリウム漏れによる火災事故を起こしている。死傷者は出さなかったものの、社会に衝撃を与えた。
また、なぜ廃炉とならないのか、なぜ規制委員会は決断しないのか、との指摘もある。
1995年の事故以降運転を停止していたもんじゅは、2010年に運転再開。しかし、同年8月に燃料交換装置が原子炉内に落下するトラブルを起こし、再び運転を停止させた。それからおよそ5年間、動いていない。
ただ、運転していないにも関わらず、国費は投入され続けている。13年12月、第2次安倍内閣によって閣議決定された14年度予算案で「維持管理・安全対策経費」として前年度比14.3%増の199億円が計上されている。
高速増殖炉は使用済み核燃料を新しい燃料に変換させる役割を期待されてきた。放射性廃棄物を再利用する「核燃料サイクル」計画のもと研究が行われてきたが、アメリカやドイツ、イギリス、フランスなどはすでに高速増殖炉の開発から撤退している。