韓国国会は2か月に一度対日糾弾を決議 今度は安倍首相名指し批判という「非礼」も

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菅官房長官「友好国の首相を名指しする形の決議を行うことは非礼」

   コラムでは、決議では靖国神社参拝や不適切発言など特定の行為を対象に批判するのではなく、訪米中に「反省を表さない」安倍首相の態度全体を問題視しているとして、

「決議案では『一抹の謝罪もなかったという点に慨嘆』、『慰安婦問題を無視する反人権的な行動』という曖昧な表現にとどまった。安倍首相を実名で糾弾しながら『反省していない』では、極めて韓国式な情緒にだけ訴えていることになる」

などと決議には安倍首相を批判するに足る具体的で論理的な根拠に乏しいことを指摘している。

   ソウル新聞のコラムを執筆した記者が懸念したように、日本側は名指しの決議に強く反発している。菅義偉官房長官は5月13日午後の会見で、

「先般、安倍総理が訪米された際、米議会での演説、皆さんもご覧になったとおり、しっかりと発言をされ、そして米国から大きな評価をいただいたのではないか。こうした事実を全く踏まえずに、今ご指摘のような国会決議が行われたことは誠に遺憾。さらに、友好国の首相を名指しする形で、このような決議を行うことは非礼と言わざるを得ない。まったく受け入れることができない」

などと決議を強く非難。世界遺産に関する決議についても、国連教育科学文化機関(ユネスコ)の諮問機関、国際記念物遺跡会議(イコモス)がすでに登録が適切だと判断したことを理由に、

「韓国が主張する政治的主張というのは、こうしたことに持ち込むべきではないと思う」

と突っぱねた。

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