マクドナルドの「ママ目線」プロジェクト 「もう何がしたいのか分からん」との厳しい指摘も

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「外食産業に携わる者が素人に意見を求めるのは論外」

   しかし、ネット上には厳しい指摘が目立つ。

   ツイッターには、

「もはや何がしたいのか分からん」
「それ以前の問題なんだって!」
「食の安全性に厳しい母親は、そもそもマックなんか行かんでしょ」
「参加する『母親』は一体何者なんだ。子育、家事、仕事もしてれば中々参加できない」

とプロジェクトの狙いやコンセプトを批判する声が続々寄せられている。

   全体的には、原材料の詳細表示や衛生管理など飲食店経営の基礎固めをするよう促す声が多い。

   プロも苦言を呈する。「『外食の裏側』を見抜くプロの全スキル、教えます」(東洋経済新報社)などの著作で知られる食品安全教育研究所代表の河岸宏和さんは「外食産業に携わる者が素人に意見を求めるのは論外」「プロは素人の見本になるべきです」と言い放つ。

   プロジェクトを貫く「ママ目線」については、「母親に意見を求めるのではなく、主婦が感心するくらい徹底した清掃をお店では行うべきだ」とした。

   では、マクドナルドが信頼を回復するにはどうすればいいのか。

「工場では原料の詳細、添加物、製造方法、原産地について、透明性をもって公開するのが一番の信頼回復の道です」

   まずは基本的な部分から着実に、これがマクドナルドに残された唯一の道なのかもしれない。

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