全裸を強要
大阪府警は合宿中に行われた集団リンチ行為の実態を赤裸々に明かした。首謀は元主将の男子学生(21)とみられ、
「自分たちをにらみつける態度を取ったから」
と、犯行に及んだと説明しているという。1人の学生に対し3月6日から8日にかけ数人で、また単独で男子部員をイジメ抜いた。浴槽で後ろから右腕を撒きつけて首を絞め、顔面を水面に入れて溺れさせた。また、全裸を強要。全裸になった後は顔面に平手打ちをしたり、アルコールの一気飲みをさせたりした。
さらに、全裸で就寝中に全身に色つきのペンで落書きをしたほか、ライターで体を炙るなどした。肛門に竹串を刺したり、この学生の陰茎を他の部員の顔に押しつけるなどしたという。大学側に報告したトイレでの一件は、学生がこうした仕打ちに耐えかねてトイレに逃げ込んだためだが、そこから引きずり出し、顔面に2回頭突きをしたのだという。この頭突きによる打撲で1週間の安静が医者から言い渡された、と府警はいっている。当時の部員は11人いてそのうちの3人を逮捕し、別の2人は任意で捜査していると府警は話している。