善光寺(長野市)上空でドローンを飛ばし、落下させてしまった横浜市在住のニコ生主少年(15)が動画サイトの番組で謝罪した。この少年は、配信で度々警察が来るトラブルを起こしているが、配信活動については、今後も続けると強気だ。
ドローンを巡っては、首相官邸で見つかったり、文化財周辺での飛行が問題視されたりして、規制する方向で論議が起きている。
軽犯罪法違反の可能性があり、後日に事情聴取
そんな中、2015年3月に中学校を卒業したばかりの少年が、わざわざドローンを飛ばして実況中継し、物議を醸している。5月に入って、飛行が禁止されている姫路城周辺から撮影して動画配信した。さらに、9日には、善光寺で7年に1度の御開帳が行われたとき、その上空にドローンを飛ばし、中継途中で落下させてしまった。
テレビのニュース映像を見ると、僧侶ら約800人が石畳の上を行列する中、その間に音を立ててドローンが落ちていた。当日は、参拝客の立ち入り規制があったために、幸い人には当たらず、ケガ人はなかった。
報道によると、少年は、墜落から約1時間後に境内の臨時派出所に名乗り出て、警察から厳重注意を受けた。ドローンは警察で保管しており、軽犯罪法違反の可能性があるため、後日に事情聴取が行われる模様だ。
調べに対し、少年は、リモコンでの操縦を誤ったとも、飛行の練習中に風にあおられたとも話しているという。中継動画では、少年がバランスを崩した直後に墜落が起きたようにも映っていた。
少年はその後、配信動画でドローンを落下させてしまったことを謝罪した。
そこでは、「多くは語らないが、落下してしまったことは事実」と認め、善光寺の関係者らに謝罪した。ただ、「原因がまったく分からない」などと、報道などとは違う発言をしている。