水平持ちの時、傘に加わる力は30キロ
では、なぜ傘を「横持ち」してしまうのか。2014年6月放送の情報番組「金だイチ」(NHK)は、傘の水平持ち(横持ち)をする心理や危険性を紹介している。
番組が岡山駅周辺で、傘の水平持ちをしている人にインタビューしたところ、「理由は特にない」「持ちたい気分だった」「後ろの人が避けてくれる」など明確な理由は挙がらなかった。
出演した心理カウンセラー・山中臣宣(しげのぶ)さんも「傘の水平持ちをしてしまう人は、そもそも危険と思っていないので、無意識のうちに、バランスのとりやすい、歩きやすい持ち方、カバンを下げるような傘の持ち方をしてしまう」と語った。利便性を考えると、無意識に持ってしまう。そんな人が多いようだ。
ただ、番組内の実験で、地面と水平方向に持った傘を振りながらモノに当てた時、傘にかかる衝撃が30キロと判明した。目に当たれば、傷つく可能性は高い。