俳優やミュージシャンとしても活動しているお笑い芸人のマキタスポーツさん(45)が2015年5月7日、月刊文芸誌「文学界」(文芸春秋)で小説の連載を開始したことをブログで報告した。小説のタイトルは「雌伏三十年」。本名の槙田雄司で執筆している。
マキタさんはブログに6月号表紙写真を添え、
「雌伏って難しい言葉ですね。『じっと世に出る機会を待つ』みたいな意味でしょうか。内容はそんな感じになると思います。でも、私小説を装ったフィクションです」
と紹介した。
「文学界」といえば15年1月、お笑いコンビ「ピース」の又吉直樹さんが初の純文学小説「火花」を発表し、話題になったばかりだ。「火花」を掲載した2月号は発売初日から各店で売り切れが相次ぎ、発行部数は史上最高となる4万部となった。
マキタさんは「小説は今、又吉くんとかが話題だし、たまたま同じ文学界から出すので、なんかネタ被り感があるけど」と又吉さんを引き合いに出しつつ、「でも、要はどうして小説を書いたのかって動機が重要だと思ってる」と綴った。