女優の壇蜜さん(34)が「憲法9条」をイメージしたと思われるバッジを付けてテレビ出演したため、「改憲派」と思われる人から「左翼の活動家だったのか」「失望した」などとバッシングを受けている。
このバッジの「正体」とは。そして壇蜜さんは本当に「護憲派」なのだろうか。
「ブルーリボンは付けないけど9条バッジは付けるんだ」
壇蜜さんが出演したのは2015年5月3日放送のTBS系情報番組「サンデー・ジャポン」。
左胸の目立つ場所に、白い線で数字の「9」と読める模様が描かれている黒色の丸いバッジを付けていた。テレビカメラが何度も胸の部分を大写しにしたため、気になった視聴者が多くいた。
ネットではこのバッジは何なのか、という調べが始まり、憲法9条とピースマークをモチーフに作られたものだという結論が出た。この日は憲法記念日。壇蜜さんは憲法9条を守ろうと主張しているのだろう、などといった憶測が飛び、憲法9条改正派と思われる人から、
「ブルーリボンは付けないけど9条バッジは付けるんだ」
「9条信者って胡散臭さに拍車を掛けていいとこ無しじゃない」
「香ばしい人だったのねこの人。美人さんなだけにちょっと残念」
などと攻撃されることになった。また、話題作りのためのあざとい仕掛けではといった穿った見方も出た。
実はこのバッジは非売品で、同じ模様が描かれているTシャツ類などは販売されている。あるアパレルメーカーが制作した。バッジは展示会開催を知らせるダイレクトメール(DM)に同封したノベルティーだった。政治的な意味合いが強いという訳ではないという。