米疾病対策センター(CDC)で、西アフリカのリベリアでエボラ出血熱から回復して半年近くたった男性と性交渉をもった女性(44)が、エボラ出血熱を発症したことがわかったと、2015年5月2日夜、NHKが報じた。米CDCは、体液に含まれるエボラウイルスがこれまで考えられていた期間(3か月)よりも長期間、感染力を維持している可能性があるとして、注意を呼びかけている。
その女性は、2015年3月にリベリアでエボラウイルスへの感染が確認された。女性を調べたところ、エボラ出血熱の流行地への渡航歴や患者と接触したことはなく、発症する1週間ほど前にエボラ出血熱から回復した男性と性交渉をもっていた。
男性の体液を調べた結果、エボラウイルスの一部が検出され、女性は男性との性交渉でエボラウイルスに感染した可能性があるという。