「ネパール大地震の被災者にドローンで物資を」 報ステ・古舘キャスターの提案は実現可能なのか

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ティッシュペーパーの箱を運ぶなら可能か

   電気が使えない被災地では、太陽電池を積むなどの方法も考えられるが、物資を運ぶため大きなバッテリーになり、家庭用電源から充電しないと難しいという。また、墜落して人に当たるなど2次災害のリスクもあると指摘する。

   もっとも、ティッシュペーパーの箱を運ぶなど、軽い物資ならドローンでも救援活動に使えるかもしれないと言っている。

   米アマゾンやグーグルでは、商品をドローンで配達する方針だと報じられおり、テストを繰り返しているようだ。現状では、被災地に物資を運ぶのは難しいとしても、近い将来には実現するのだろうか。

   実際、救援活動のテストをしている企業はあり、米3Dロボティックスは、自社のドローンを使って、シリアの子供たちのために食料や医薬品をトルコから届ける試験飛行を行っている。日本の輸入代理店をしているJapan Dronesでは、取材に対し、こう説明する。

「大きめのドローンを使い、コンピュータの設備を強化して、1キロぐらいの物資を運ぶプロジェクトを進めています。これで、ゲリラ活動などがあって陸地からは行けないところにも行くことができます。プロジェクトは、アメリカ在住のシリア人が立ち上げたNGOと協力してやっています。災害のときも、建物が倒壊したところの先などにいる被災者に物資を届けるのに使えるかもしれません」

   バッテリーの問題については、ドローンとともに、段ボールに電池を大量に積んで被災地に届けることはできるという。

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