ジェイソンさんにITベンチャー企業のエリート部長の素顔
厚切りジェイソンさんは、米国出身の来日5年目。学歴はピカピカで、17歳で飛び級入学したミシガン州立大学でコンピューターサイエンスを専攻。卒業後はイリノイ大学アーバナ・シャンペーン校大学院に進んだ。日本語は独学で、好きな「お笑い」を見ながら学んだそうだ。
一方、ジェイソンさんが勤めるテラスカイは2006年3月の設立。10年にNTTソフトウェア、14年には米国のセールスフォース・ドットコムと資本提携。顧客関係管理(CRM)ソフトで世界最大の「Salesforce(セールスフォース)」に特化したクラウドシステムの導入支援、コンサルティング、システム構築などで急成長した。
Salesforceの導入実績では、富士通ゼネラルや小田急バス、昭和シェル石油など1700社以上(2015年3月23日時点)。また、画面開発プラットフォームの「SkyVisualEditor」なども取り扱う。
2016年2月期の業績(連結ベース)は、売上高が前期比41%増の23億400万円、営業利益が20%増の1億9200万円を見込んでいる。
同社は、今回の上場に伴う公募増資によって3億3000万円を調達する見込みで、事業拡大に向けた人材の採用など人件費に充てる予定という。