山本議員「(訪米は)首相のネット発信力を強化する絶好の機会」
山本議員は首相と非常に近しい関係にあるとされる。第3次小泉改造内閣で安倍氏が内閣官房長官(当時)を務めていた2006年7月、「なぜいま安倍晋三なのか」(リヨン社)を上梓。自ら「安倍応援団」を名乗り、第1次安倍内閣誕生に大きく貢献した。12年12月に発足した第2次安倍内閣では沖縄・北方担当大臣、海洋政策・領土問題担当大臣、IT政策担当大臣に就任し、報道では「論功行賞」などと伝えられた。
さらに、大臣就任後の13年10月には「山本一太が安倍総理の親衛隊なのは皆、知ってる」などと自身のブログに記した。
山本議員と首相の親密さは有名なこともあって、「中の人」疑惑が出てきたようだ。
米国出発前の15年4月24日、「(訪米は)安倍首相のネット発信力を強化する絶好の機会(=ネット戦略を進化させる契機)になるだろう」とツイートした山本議員だったが、思わぬところで「発信力」を発揮した形となった。