福島第一原発1号機、15日から建屋カバーの解体再開へ

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   東京電力は福島第一原子力発電所1号機の廃炉に向けて、原子炉建屋に散乱しているがれきを撤去して核燃料を取り出すため、建屋を覆うカバーの解体を2015年5月15日に再開する。4月30日に発表した。

   建屋カバーの解体に向けて、東電は14年10月、がれきに放射性物質を含む粉じんなどの飛散を防ぐ薬剤を撒いたうえで一部を試験的に取り外していた。その際、放射性物質の飛散は確認されなかったとしている。再度、飛散防止剤を撒いてから本格的な解体に取りかかる。解体は1年余りかけて段階的に進める計画。

   1号機の建屋カバーは14年7月に解体する計画だったが、13年に3号機でがれきを撤去した際に放射性物質が飛散して地元に不安が広がったことなどから、大幅に延期されていた。

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