外国人客はドタキャン多い? 銀座すし店「予約拒否」の論理

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ミシュランは静観?

   仏AFP通信も4月27日、莫邦富さんが差別だと訴えた外国人予約拒否の問題を取り上げた。その記事では、店側の反論も載せており、対応に差別的な意図はなかったとする主張を紹介した。

   ツイッターでは、店の常連客だとして、店側の対応を擁護する発言も出ている。真偽ははっきりしないが、このツイートによると、ドタキャンするのは、ミシュランガイドを見て来た中国人の富裕層客が多いという。あるときは、中国人が5分前に6席分をキャンセルし、店側が困っていたので友人を誘って4人で食べに行ったそうだ。このツイート主は、「鮨ネタは冷凍保存できないんだよ」「ドタキャンされたら仕入れも手間かけた分もすべて無駄になる」として、その窮状に理解を求めている。

   ネット上でも、店側を擁護する声が多い。「せめてキャンセル料が取れるようにってことなんだろ」「じゃあカードで予約しろって話だよ」「断られても仕方ないだろう」などだ。

   もっとも、「選ぶ権利があることと、その基準が適切であることは別問題だよ」「日本人に対しても『ホテルのコンシェルジュかカード会社を通して』とやればいいのでは?」といった異論は出ていた。

   ミシュランガイドの広報担当者は、J-CASTニュースの取材に対し、今回の差別論争が評価に影響することを否定した。

「基本的に料理に評価するスタンスを取っており、接客は評価には含まれていません。ですから、接客にどうこう言える立場ではないです。今回のことについては、特に対応しておらず、今後も通常通りにミシュランの調査をする予定です」

   店側にも取材しようとしたが、休みなのか何度電話しても応答がなかった。

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