慰安婦像は「過去に何が起こったかを表す一つの方法」と歓迎
米国の動向についてもいくつか言及があった。慰安婦像については、
「過去に何が起こったかを表す一つの方法」
だと述べ、自らの体験を伝える助けになるとして歓迎する意向だ。
安倍晋三首相は、2015年4月29日に米上下両院合同会議で演説を予定している。日本の首相が米議会で演説するのは1961年の池田勇人首相以来54年ぶりで、上下両院合同会議での演説は初めて。この演説について聞かれると、金さんは、
「過去の過ちを認めて問題に対処すべき。何が過ちだったのかを説明し、謝罪すべきだ」
と語った。
慰安婦問題に関連して寄せられるさまざまな疑問にも金さんは反論した。例えば、金さんを「挺身隊」として連れ出したのは誰か、という問題だ。この点については、
「3人が来た。警官、町に住んでいる誰か、日本人。その人は軍服を着ていたが、その服には階級を表すものはなかった」
と説明した。梁澄子(ヤン・チャンジャ)日本軍「慰安婦」問題解決全国行動共同代表によると、金さんは、男性の標準服にあたる「国防服」を「軍服」を誤認した可能性があるといい、
「当時国防服を着ていれば、朝鮮の子どもには、みな軍服に見えたと思う」
と説明。この国防服を着ていた男性は、後の調査で軍属だったと判明したとも説明した。