俳優の萩原流行(本名:光男)さんが亡くなった東京都杉並区の事故現場には、ファンや知人らによるたむけの花や缶コーヒーが数多く供えられている。
萩原さんは、わずか1か月前に事故を起こしていたばかりだった。今回、なぜまたバイクで出かけたのか。近所の住民からは、最近見かけた際に違和感があったという証言も出ている。
数日前に「姿勢悪くトボトボと歩いていた」と目撃談
今回2015年4月22日の事故を含めると、萩原さんはこの2年で4度の事故に関係したことになる。13年1月と14年10月に、それぞれ乗用車で自転車と歩行者に接触しけがを負わせた。そのうち歩行者との接触事故では、当て逃げ容疑で警視庁に書類送検までされている。大型バイクでは15年3月、運転中に転倒し右腕を打撲する事故を起こしたばかりだ。
萩原さんはうつ病であることを公表し、現在も薬を服用している。しかし、妻のまゆ美さんは4月23日朝、報道陣に「運転前には飲みません。事故とは関係ないと思います」とコメント。一方、各紙報道によると警視庁は薬物や飲酒について捜査中だという。
最近の萩原さんは、どんな様子だったのか。杉並区にある萩原さん宅の近所に住む60代女性によると、先日に見かけた際に違和感があったという。
「先週末ぐらいに西荻窪駅の近くで見かけました。いつもはシャンとしてかっこよく歩いていたのに、この日は姿勢も悪くトボトボと歩いていて何だか元気がなさそうでした」
女性によると、萩原さんは普段からトレードマークのテンガロンハットをかぶり、人ごみの中でも目立つ存在だった。しかし、この日に限ってはいつもと違っていたそうで、
「たまたま体調が悪かったのか、何があったのか分からないが、今になって考えると・・・」
と引っかかるものがあったという。