スズキは2015年4月22日、エンジン始動スイッチに不具合があるとして「アルト」や「ワゴンR」など9車種、計187万2903台(98年8月~09年8月製造)の追加リコール(回収・無料修理)を国土交通省に届け出た。
国土交通省によると、エンジンを始動させるイグニッションスイッチに使われている潤滑剤の成分に問題があり、最悪の場合、火災が起きるおそれがあるという。04年以降、発煙事故67件を含む89件の不具合が報告されたが、けが人は確認されていない。
スズキは3月にも同じ不具合でパトカー約2000台を含む計12万5755台(3車種合計)をリコール。2回のリコールを合わせると対象台数は199万8658台となり、69年にリコール制度ができて以来、過去最多となった。