早すぎる帝王切開で脳に障害 日赤に2億1100万円賠償命令

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   帝王切開手術に踏み切るタイミングを誤り男児(12)に障害が残ったとして高松市在住の男児と両親が病院側に介護費用など計2億1147万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が2015年4月22日に高松地裁であり、福田修久(のぶひさ)裁判長は原告の主張を認め、病院を運営する日本赤十字社に請求全額の支払いを命じた。

   判決などによると、母親は3人を妊娠していたが、高松赤十字病院(高松市)入院中の03年2月にそのうち1人の死亡が判明。直後に、残る胎児2人に悪影響があるとして病院側の勧めで帝王切開手術を受け、2人を妊娠30週と6日で出産した。そのうち1人は脳室周囲白質軟化症(PVL)と診断され、脳に重度の障害が残った。判決では、帝王切開による早産が原因で男児がPVLを発症したと認定した。

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