大幸薬品が「正露丸」のラッパのメロディを商標登録へ 日本企業が「音」や「色彩」にこだわり始めた理由

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   胃腸薬「正露丸」で知られる大幸薬品が2015年4月1日、CMで使用している「パッパラパッパ パッパラパッパ パーラパッパ パッパッパ 」というラッパのメロディの商標登録を特許庁に出願した。

   香港では2004年に登録しており、日本は2番目の出願になるという。

  • 音や色彩には言葉の壁を超えた宣伝効果がある
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1951年から鳴り続ける

   今回の出願は、企業のブランド戦略を後押ししようと4月1日に改正商標法が施行され、文字や図形などに加えて新たに5タイプが登録できるようになったからだ。

   特許庁によると、追加されたのは(1)「音」(聴覚で認識される音楽や音声など)、(2)「動き」(変化する文字や図形など)、(3)「ホログラム」(見る角度で変化して見える文字や図形など)、(4)「色彩」(単色か複数の色彩の組み合わせのみからなる商標)、(5)「位置」(文字や図形などの標章を商品などに付す位置が特定される商標)――の5タイプ。登録が認められれば大幸薬品はメロディを独占的に使用できるようになる。ちなみに、トレードマークのラッパのマークについては既に登録されている。

   ラッパのメロディは1951年のラジオCMから使われるようになったという。ラッパのマークにちなみ、兵士に食事の時間を知らせる食事ラッパの音色をモチーフにしており、2014年にはトランペットによる演奏と趣を変え、歌手の森高千里さんが歌う歌詞付きも登場。正露丸のブランドイメージを伝えるには「なくてはならないメロディとなっている」(大幸薬品)という。

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