「日本を代表して国益を背負って全世界に放映されている」
籾井の会長就任会見で問題視された、
「政府が右と言うことに対して左とは言えない」
という発言については、鬼木氏は、
「舌足らずな表現だったと思う。誤解を招いてしまったとは思うが、私は会長のおっしゃる通りだと思う」
と擁護。
「日本の考え、立場はこうであるということを、事実を事実として伝えてほしい。国民のお金で運営される公共の電波を通じて、全世界に中国や韓国を利するような反日、自虐放送を垂れ流すことに多くの日本国民に嫌気がさしている」
「日本を代表して国益を背負って全世界に放映されているのに、公的見解を無視して国益を害するような好き勝手な発信をしていいはずがない。政府の言うとおりにやれ、と言っているわけではない。日本を代表する公共放送なのだから、正しく日本の立場を発信すべきであると訴えたい」
鬼木氏は、10分ある持ち時間のうち7分を費やして主張を展開。鬼木氏から「NHKの今後の取り組みについて、籾井会長の決意をお示しいただきたい」と聞かれた籾井氏は、手元の紙に視線を落としたまま答弁。「安全運転」に終始した。
「我々は放送にあたりましては、放送法にのっとってやっている。また、国際番組基準においては、客観的に報道するとともに、我が国の重要な政策及び国際問題に対する公的見解、ならびに我が国の世論の動向を正しく伝える、としているが、これに沿って、我々としては放送を続けていきたいと思っている。それからさらに実施にあたっては、(総務)大臣ご意見も踏まえ、放送法やNHK国際番組基準にのっとって適切に実施していく所存」