「総合スーパー」の惨状はすさまじい ヨーカ堂もイオンもユニーも「同病」

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ユニーは2月期の純損益が24億円の赤字

   総合スーパーがさえないと言えば、セブン&アイと並ぶ巨大流通グループのイオンも同様だ。傘下のコンビニは店舗数も少なく、あまり競争力のないミニストップなだけに、スーパーがさえないと全体に影響する。

   イオンの2015年2月期の営業利益は前期比17.5%減の1413億円、純利益は7.7%減とそれぞれ減益だった。総合スーパーを意味するGMS事業は、積極出店によって売上高こそ9.9%増の3兆3555億円だったが、営業損益は16億円の赤字(前期は350億円の黒字)に沈んだ。GMS事業を担う中核子会社、イオンリテールの営業利益は前期比90.8%減の25億円、純損益は51億円の赤字(前期は121億円の黒字)に陥った。記者会見したイオンの岡田元也社長は「結果には満足していない」と述べた。

   ついでにファミリーマートとの経営統合協議を始めている、東海地方が地盤のユニーグループ・ホールディングスを見ると、さらに悲惨なことになっている。不振のスーパー事業で減損処理を迫られた影響で、2015年2月期の純損益が24億円の赤字(前期は74億円の黒字)。佐古則男社長ら経営陣が赤字の責任を取り、半年間の役員報酬を最大50%減額する。ユニーも傘下のコンビニ、サークルKサンクスに勢いがないため、スーパーの不振は経営の屋台骨を揺るがせる事態となる。

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