日テレがJ-CASTに答えるのは、極めて異例
日本テレビも、文春の取材に応じており、上重聡アナが松坂大輔投手から贈られたものを知人らにプレゼントしていたのは、松坂投手本人の了解を取っていたと答えた。その際に、知人らからは一切対価は受け取っていない、と説明したという。
ところで、上重アナが松坂投手から贈られたサインボールを横流しなどしていたというのは、本当なのか。
サインボールが落札されたオークションサイトなどを見ると、売り出した日に、ツイッターなどで「2006年WBC 松坂大輔サインボール」と紹介し、「松坂大輔より日本テレビ上重聡アナがプレゼントされたと伝えられているボール」と説明していた。入札開始時は2万円の値が付けられていたが、終了時には117件も入札される人気ぶりだった。
しかし、日テレの広報・IR部では、J-CASTニュースの取材に対し、WBC優勝時サインボールの横流しを真っ向から否定した。それによると、上重アナは、松坂投手からボールをプレゼントされた事実はないと話し、松坂投手も所属事務所を通じてそのようなボールを上重アナに渡した事実はないと明言した。そもそもサインボールは存在せず、「完全な事実無根」だとして、文春に対しては、「厳重に抗議するとともに、法的措置の検討を行っています」とコメントしている。
日テレがJ-CASTの取材に反応したのは、極めて異例だ。なぜ今回だけコメントを寄せたのかははっきりしない。
ただ、週刊文春の編集部では、取材に対し、「記事には十分自信を持っている」と答えており、サインボールの真相についてはよく分からないままだ。