「たいていの『リアル』は地味でつまらない」
一方、こうした「書店員の声」に疑問を抱く人々もいる。
「書店あるあるネタドラマでも作って自分らだけで楽しめばいいじゃん」
「たいていの『リアル』は地味でつまらないものなのだろうな」
「本屋って楽しそうだなって思ってもらえるならそれでいいんじゃないかな」
といずれもドラマは「フィクション」として楽しむべき、という立場だ。
さらに、書店員を名乗る一部のツイッターユーザーは、「かなり頑張って取材していると思います。絵的に無理&こうせざるをえない、というのはあると思うしね」とドラマの内容を高く評価した。
以前より渡辺さんの女優活動に期待を寄せていた漫画家・評論家の小林よしのりさんも、4月15日のブログで「書店というから地味な話かと思ったが、なんという面白さ!」「『本』への愛情が炸裂した」と激賞している。
500字ほどの文章に「まゆゆ」というワードを9回使用し、渡辺さんの演技を「これでアイドルを一歩超えた」と褒めちぎった。加えて、ドラマの内容へも「今季のドラマを一応チェックしているが、今のところ、『戦う!書店ガール』が一番だな」と賛辞を惜しまない。
ともあれ、1話から話題を呼んだ「戦う!書店ガール」。初回の平均視聴率は6.2%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)とやや出遅れたが、今後の「戦い」ぶりが注目される。