沖縄にも新たなテーマパーク
入場者数が過去最高を更新したUSJだが、オープンから一貫して人気があったわけではない。開業翌年度には入場者数は減少し、一時は700万人台半ばまで落ち込んだ。なかなか業績が好転することはなく、2009年には東証マザーズの上場を廃止するなど冬の時代も続いた。
巨費を投じた大型アトラクションを導入したり、期間限定のイベントを開催したりすることで復活を果たしたわけだが、その余勢を駆ってUSJは100億円をかけて「ジュラシック・パーク」をテーマにしたジェットコースターを建設し、2016年春にオープンさせる予定だ。また、沖縄県に新たなテーマパークを建設する方針も示している。攻めの投資でさらなる入場者の増加を目指す考えだ。
人気を定着させるにはこうした投資に加え、入場者を飽きさせない魅力的なアトラクション展開がカギを握っており、USJにとってはこれからが正念場となりそうだ。