枝野幹事長、大阪の惨敗には「色々と考えていかなければ」
中でも壊滅的なのが大阪府だ。府議選(改選前7議席)では、9人が立候補したが、議席を守ったのは現職の中村哲之助氏(69)=枚方市選挙区=のみ。大阪市議選(同6議席)には11人が立候補したが全滅した。堺市議選(同4議席)には6人が立候補し、当選は2人にとどまった。
大阪府連代表の尾立源幸参院議員は4月13日に出したコメントの中で、敗因を「反維新の姿勢だけでなく、個々の実績や重点政策を訴えましたが、反維新勢力の中で党の独自色が出し切れず」、「今までに経験したことのない大変厳しい結果」などと「大阪都構想」に反対する中で民主党が他党に埋没したとの見方を示した。
枝野幹事長は4月13日午前、大阪の惨敗については、
「特定の地域については、それぞれの地域事情によって、色々と考えていかなければいかけない」
と述べるにとどめ、統一地方選前半戦の結果全体についても総じて楽観的だ。枝野氏は、党籍を持っている候補者の動向から情勢を分析すべきだと主張。選挙区事情などから党籍を持っていても公認を受けられずに無所属で出馬した人が多いことを踏まえた発言だ。