検索サイト「グーグル」が提供する口コミサービスへの書込みによって関東地方の医療機関が名誉を毀損されたとして、運営会社の米グーグルに削除を求め、千葉地裁松戸支部が医療機関側の主張を認めて、削除を命じる仮処分決定を2015年4月7日付で出していた。書込みの削除を運営会社に命じる判断は珍しいという。毎日新聞が報じている。
問題となったのは地図検索サービス「グーグルマップ」上の口コミで、検索すると地図上に場所が表示され、第三者が評価を書き込んだ口コミの閲覧ができる仕組みだ。
報道によると、医療機関側は、医療機関を紹介する口コミの中に中傷する内容が含まれているとして削除を求めていた。一方、グーグル側は「社内のガイドラインに基づき、不適切な口コミは自主的に削除している。安易な削除は表現の自由を脅かす」と主張したが退けられたという。