報ステ・古舘、官邸の意向にピリピリ? スタッフに怒鳴り散らしたとの報道も出ているが...

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   テレビ朝日系「報道ステーション」の古舘伊知郎キャスター(60)が、官邸の意向などに気を使って、スタッフを怒鳴り散らすなどしていると月刊誌などが報じている。

   報ステを巡っては、元経産官僚の古賀茂明氏(59)が、安倍政権を批判した自分を古舘氏が守ってくれなかったと番組内で暴露して、大きな騒動になった。ただ、テレビ朝日は一連の報道について「事実誤認が複数含まれている」としており、全容ははっきりしていない。

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「脱原発報道を自制しろ」という意向を感じ取る?

   古舘氏は、官邸の意向やそれを受けたテレ朝の動きを気にして以前と変わってしまった――2015年4月10日発売の月刊誌「文藝春秋」では、こう指摘する記事が出て、ネット上でも話題になっている。

   記事は、ジャーナリストの上杉隆氏が書いており、そこでは、報ステで14年9月10日に報じた川内原発の新規制基準適合のニュースに一部誤報があり、その後の騒ぎを通じて、古舘氏が変わっていったと指摘した。

   それ以前の古舘氏は、脱原発報道にも意欲的に取り組んでいたとされる。ところが、テレ朝自身が誤報について放送倫理・番組向上機構(BPO)に自己申告する事態になり、テレ朝報道局関係者の話として、古舘氏は、「脱原発報道を自制しろ」という局幹部の意向を感じ取ったという。BPOのサイトでは、テレ朝から報告書の提出があったと説明している。

   それ以来、古舘氏は、官邸からのクレームが気になるとして、バランスを取るようにスタッフに命じるようになったと書いている。

   15年2月25日には、原発の汚染水漏れのニュースで誤って違う記事を映して番組内で訂正したが、古舘氏は、放送終了後の番組反省会で、50分にわたってスタッフらを怒鳴りつけたという。

   「お前、知らんぷりしないで、この野郎!」などと怒り、別のスタッフには、古舘氏自身が番組に命をかけており、「ヤクザ者と同じ感覚だから」として叱責したという。

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