「竹島爆破」発言は朴槿恵氏の選挙でネガティブキャンペーンに使われる
朴氏の「竹島爆破」発言は、長女の朴槿恵氏が大統領選に出馬した12年頃、盛んに取り上げられたという経緯がある。韓国では、日本と妥協・譲歩することはマイナス評価につながるため、朴槿恵氏の対抗陣営による「父親は親日家」といったイメージを広めるためのネガティブキャンペーンの一環だと受け止められている。
こういった世論に配慮した結果、朴槿恵氏は大統領就任後も父親とは対照的に対日強硬姿勢を取らざるを得ず、日韓関係はこう着状態が続いている。
例えば竹島問題をめぐっては、15年4月に日本の中学教科書検定で領土問題重視を打ち出したことに対して韓国側が猛反発。日本側は韓国側の抗議を「受け入れられない」と突っぱねている。