2014年度に倒産した出版社は、前年度に比べて約50%増と大幅に増加した。帝国データバンクが2015年4月8日に発表した。スマートフォンなど書籍以外の情報媒体が普及したことによる販売部数の落ち込みに、14年4月の消費増税が追い打ちをかけたとみられる。
昨年度に倒産した出版社は46社。「小悪魔ageha」「Samuraiマガジン」など若者向けファッション誌を手掛けていたインフォレストが破産を申し立て、「美術手帳」で知られる美術出版社が民事再生法の適用を申請した。
出版業界全体の負債総額は111億8000万となり、前年度の30億100万から大幅に増加した。