2015年本屋大賞に上橋菜穂子さんの「鹿の王」

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   全国の書店員が「いま最も売りたい本」を選ぶ2015年本屋大賞が4月7日に発表され、上橋菜穂子さんの長編小説「鹿の王」が大賞を受賞した。

   「鹿の王」は、死に至る謎の病から生き残った元戦士と、病の解明に当たる医師、それぞれの姿を描いた異世界ファンタジー。フィクションながら医療・医学の要素を持ち、今年3月には日本医療小説大賞も受賞している。

   上橋さんは1989年に「精霊の木」で作家デビューした。主な著書に、「精霊の守り人」に始まる「守り人」シリーズや、「獣の奏者」シリーズなどがある。2014年には、「児童文学のノーベル賞」とも言われる国際アンデルセン賞を受賞した。また、文化人類学者の顔も持ち、大学で特任教授を務めている。

   本屋大賞は2004年に始まり、今年で第12回目となる。過去の受賞作品のほとんどがテレビドラマ化や映画化されるなど、商業的にも大きな影響力をもつ。

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