婚活アプリ「マッチアラーム」を運営するマッチアラーム(東京都港区)が2015年4月7日、世代別、年代別のニュースアプリ利用率の調査結果を発表した。調査は20~39歳のマッチアラーム会員男女3003名を対象に、インターネットログイン式のアンケートで3月4日から8日まで実施された。
男女ともほぼ半数以上が「Yahoo!ニュース」を利用している事実が明らかとなり、改めて「Yahoo!」ブランドの強さを示す結果となった。
男女で2倍以上の違いが出た「LINEニュース」
「ニュースアプリで一番のお気に入りはどれ」という設問に対し、「Yahoo!ニュース」と答えた人の割合は男性で58.4%、女性で47.7%だった。
以下、得票率順に「LINEニュース」(男性6.1% 女性15.8%)「グノシー」(男性9.9%女性7.6%)、「SmartNews」(男性7.6% 女性4.7%)、「Antenna」(男性0.6% 女性1.4%)、「NewsPicks」(男性0.9% 女性は入票者無し)と続いた。
性別で顕著な違いが現れたのが「LINEニュース」で、女性の場合、男性の2倍以上という高い得票率を示した。
お気に入りのニュースアプリを世代別に見ても、すべての世代において男性では過半数、女性でも半数近くが「Yahoo!ニュース」を支持していた。一方、「LINEニュース」はすべての世代、男性の倍以上の票を女性から集めている。
「Yahoo!ニュース」支持の理由としては「情報が早く、詳しい」「観やすくて便利なので!」といった機能面に触れる回答のほか、「昔から慣れ親しんでいるから」「大手で安心できるサイトだから」との回答も寄せられており、長年培ったブランド力が利用者に受け入れられているようだ。
「LINEニュース」を選んだ人の回答からは「LINEを1番よくいじるから」「よく使うので楽」「LINEをよく利用してて、メッセージとしてニュースがくるから他のアプリをわざわざ開かなくていいところ」など無料通話ツールで獲得した知名度が支持につながっていく様子が明らかとなった。
ニュースアプリの大半はネット上で話題の記事を自動、手動で集めて配信する「キュレーション」というサービスを提供している。今伸び盛りのサービスだけにさまざまな企業が参入しているが、現時点で「Yahoo!」の盤石さは揺らいでいない。
なお、グーグルもニュースと天気情報をまとめて配信するアンドロイド向けアプリ「Googleニュースと天気」を提供しているが、調査結果の中には登場しなかった。