お笑いコンビ「爆笑問題」の太田光さん(49)がラジオ番組で、安倍晋三首相を「バカ」と連呼して批判を浴びた問題で、所属するタイタンの社長で妻の太田光代さんが太田さんをツイッターでたしなめた。
太田さんが暴言や問題発言をするのは「芸風」のようなもので、問題が起こるたびに光代さんは庇ってきたものの、今回に関しては。
「バカと言う言葉は、いけません」と叱る
光代さんは2015年4月5日に自身のツイッターで、今回問題となった太田さんの発言についてまず、自分は慇懃無礼が嫌いで、無礼はもっと嫌いだ、などと切り出した。そしてアーリン(太田さんのこと)を嫌う場合があるのは「アーリンは無礼」だからであり、今回のような発言はそれに当たり「バカと言う言葉は、いけません」と叱った。
自分の意見を持つのはいいことだが、相手を過剰に揶揄するとその意見のレベルは低くなり無礼になる。大切なメッセージを消してしまうことにもなり、真剣に意見を言う場合には「バカ」という言葉は使ってはいけない、とした。常々言っているのは主義主張ではなく、あくまで言葉の使い方だと指摘した。
「なにか意見がある場合、皆様も普通の言葉で話して下さい。太田光と同類になりたくは、ないでしょう。糞女とかバカ女は控えてね」
こんなメッセージで締めくくった。
問題となったラジオ番組は2015年3月29日放送のTBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」。太田さんはアメリカ軍普天間基地の名護市辺野古への移設問題に触れ、沖縄県の翁長雄志知事が基地移設反対を掲げ当選したのだから、政府はその民意に耳を傾けるべきであり、政府首脳は翁長知事との面会を拒んでいるのは許せないとして、安倍首相批判を展開した。
「総理大臣でもバカはバカでしょ」
「私は個人的にバカだと思っていますけど」
「国を守りたい、日本を取り戻したいって言うのなら、沖縄を取り戻せと思うし。沖縄は日本ですよ。なんで日本を守らないの、あのバカは」
などと語った。相方の田中裕二さんから「バカ言いすぎましたけど」と突っ込まれると、「言い過ぎてねぇよ、ちっとも」などと激しい口調で返していた。