TBS「文字列に特に意味は無い」
韓国を暗示させるようなカットと言えば、11年にもドラマ「それでも、生きてゆく」(フジテレビ系)をめぐって騒動が発生している。
ドラマのセットの雑誌に記された「JAP18」という文字が、日本人の蔑称と韓国語のスラングを組み合わせたものではないか、などと繰り返し指摘された。「JAP」は「ジャップ」を意味し、「18(シッパル)」も「この野郎」「くそったれ」を意味するスラング「シッバル」に発音面で似通っている、というのが根拠だった。
当時フジテレビは文字の意味についてコメントをしなかったものの、日本人への侮蔑、との批判は収まらなかった。
加えて、サブリミナル効果についてはテレビ放送では明確に禁止されている。民放各社やラジオ局などで作る日本民間放送連盟が1999年に定めた番組放送基準の中で、
「公正とはいえず、放送に適さない」
と明記している。
TBSテレビ広報部は取材に対し、「カルタの文字列に特に意味はありません。ただ、カルタと番組内容の関係についてはドラマを見て下さい」と話した。
また、「く」の上にある点については「濁点ではない。『はんくる』ですね」と明かした。