コンビニエンスストア大手のローソンと宅配便大手の佐川急便を傘下にもつSGホールディングスは、コンビニの商品を家庭まで届ける宅配サービスで提携すると、2015年4月7日に発表した。
ローソンの店舗半径500メートル内の小商圏での配送と御用聞きサービスを展開する共同事業会社「SGローソン」を設立。東京都世田谷区を中心とした約20店舗で新サービス「SGローソン マチの暮らしサポート」の開始を検討する。
「マチの暮らしサポート」は、顧客の不在時に宅配された荷物をローソンの店頭で受け取ることができるサービスや、専任配送担当者が顧客の自宅へ直接荷物を届けるサービスのほか、ローソン店頭で販売する弁当類などの商品やネット宅配「ローソンフレッシュ」の商品を一緒に届けるサービスを展開。高齢者や働く女性の買い物需要を取り込む。
2015年度中に東京都内約100店舗へサービスを拡大する予定。
新会社はローソンが51%、SGホールディングスが49%を出資して、6月にも設立。シニア層や主婦層を宅配スタッフとして新たに採用し、人材活用に取り組むことも検討する。