「もう一度自分の声で」と意欲
「声を捨てて生きる道」を選んだつんく♂さんだが、こうした状況になっても仕事への意欲は衰えてはいないようだ。近畿大学の来年の入学式のプロデュースを約束したほか、作詞作曲活動を続けていると報じられ、アイドルのプロデュースもパソコンやラインなどを使うことになるがこれまで通り行っていくのだという。そして「もう一度自分の声で言葉を発したい」と周囲に伝えているのだという。15年4月6日付けのスポーツニッポンの記事によれば、「食道発声法」の習得に取り組んでいるというのだ。「食道発声法」というのは口や鼻から空気を食道に入れ、それをゲップのように吐き出して発声するもので、この方法を修得すると嗅覚も戻り、すすり込みや鼻をかんだりできるようにもなるという。
実は、つんく♂さんのスタッフに声帯を全摘出した人物がいてこの方法を習得し、電話での会話を難なくこなせるまでになったことに感銘を受けたのだという。早ければ1年間で習得でき、元のようには歌えないものの習熟度を高めれば歌うことも可能になるのだそうだ。