サザンが歌った「拉致問題」 有田議員が絶賛した理由

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最近は歌詞、パフォーマンスで批判受けることも

   長年にわたって日本の音楽シーンをリードしてきたサザン、そして桑田さんだが最近は、歌詞の内容やパフォーマンスで話題になることが増えている。2014年12月31日放送のNHK紅白歌合戦では、ちょびヒゲ姿で登場し「ピースとハイライト」を歌った。ちょびヒゲについては、アドルフ・ヒトラーをまねて安倍政権をやゆしているのではないか、さらに「ピースとハイライト」の一部歌詞が日本政府を批判しているといった指摘が、インターネット上で出た。

   桑田さんはラジオ番組で、ちょびヒゲは「笑いを取りたい」という動機に過ぎずヒトラーのつもりは全くないと説明。「ピースとハイライト」がネットで騒がれている点は「それこそが都合のいい解釈」と断言し、二度と戦争が起きないようにと平和を願う曲だと強調した。

   その安倍首相、実は昭恵夫人と昨年末にサザンのコンサートに足を運んでいる。この時桑田さんは演奏中、「衆院解散なんてむちゃを言う」という実際の歌詞にはない一説を歌う場面があったそうだ。ただ首相はコンサートを楽しんだと語ったと、2014年12月28日付産経ニュースが報じている。

   先述の読売新聞のインタビューで桑田さんは、「一部だけ切り取られて、まったく別の意味に受け取られるのは残念だなと。希望とか友好とか、前向きな思いが聴き手に残ってほしい」と語っている。「Missing Person」に桑田さんが込めたメッセージは、曲を耳にした人たちにうまく伝わるだろうか。

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