菅義偉官房長官は2015年4月6日の記者会見で、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の辺野古移設問題で繰り返していた「粛々と工事を進めていく」との発言について、今後は使わない方針を示した。5日会談した沖縄県の翁長雄志(おなが・たけし)知事に「上から目線」などと批判されていた。
菅氏は「不快な思いを与えたということであれば使うべきではない」と述べる一方、移設作業について「関係法令に基づいて適切に対応していく方針に変わりはない。普天間の危険除去というのは極めて大事だ。ご理解を頂くよう努力していきたい」などと従来通りの姿勢を強調した。