宮根誠司「えらい騒動になるかも」 撮影場所巡りウソ? NHKヤラセ疑惑に新展開

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   NHKの看板番組「クローズアップ現代」に浮上したヤラセ疑惑が新たな局面を迎えている。撮影に使った事務所を所有する男性が2015年4月3日に大阪市内で会見し、番組の内容とは食い違う証言を行ったのだ。

   NHK側は近く調査結果を公表するが、証言が本当なら、苦しい立場に追い込まれるのは必至だ。

  • 証言が本当なら苦しい立場に追い込まれる(写真はイメージ)
    証言が本当なら苦しい立場に追い込まれる(写真はイメージ)
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実在するブローカーのように報じられた、などとして訂正求める

   疑惑を受けているのは、14年5月14日に放送された「追跡『出家詐欺』~狙われる宗教法人~」。番組では出家の儀式「得度」で戸籍名を変え、債務記録の照会を困難にして金融機関から融資をだまし取る、いわゆる「出家詐欺」の手口を紹介した。

   「ブローカーの事務所」とされるビルの一室で、出家あっせんの「ブローカー」とされる男性(以下M氏)、事務所を訪れた「多重債務者」とされる別の男性(以下X氏)にNHKの記者が直接取材する様子が放送された。

   しかし、15年3月19日発売の「週刊文春」(3月26日号)が、「(ブローカーをしたことは)一切ない」「記者に依頼されて私が演技した」などといったM氏の証言を報じ、放送内容の信憑性に疑問の声が広がった。

   4月1日にはM氏が大阪市内で会見。実在するブローカーのように報じられた、などとしてNHK側に訂正を求める申入れ書を提出したと明らかにした。その上で、7日以内に回答が無い場合、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送人権委員会へ申し立てるとも宣言した。

   NHKの籾井勝人会長も2日の参院予算委員会で、「非常に大きな問題だ。先入観を持たず、調査委員会を立ち上げて徹底的に調査を行いたい」と語っている。さらに籾井会長は同日、報道各社への定例記者会見で、近いうちに調査委員会を設けて来週中には調査状況を報告すると発表した。

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