中国人観光客殺到でホテル満室続き 黄金週間、すでに予約取れないところも

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1か月前時点で金沢は宿泊施設満室、富山も残り1件

   ゴールデンウィークは1か月ほど先だが、人気観光地の宿泊施設の予約状況はどうだろうか。オンライン旅行サービス「楽天トラベル」で、5月3日に2人で泊まれる場所を探してみた。JTBの発表資料でも名前が挙がった北陸では、金沢市内・周辺が既にどこも満室で予約不可。富山市・八尾・立山山麓と能登・輪島・珠洲でそれぞれ1件しか残っていない。札幌市や大阪市、京都市の中心部でも残数はいずれも1ケタ台だ。首都圏は比較的余裕があるが、箱根のような行楽地はやはり残り少なくなっている(いずれも4月3日時点)。

   日本政府観光局(JNTO)が毎月発表している「訪日外客数」を見ると、1年前の2014年5月の訪日中国人は前年比で倍増しており、5月として過去最高となった。年末年始や中国の春節休暇でも記録的な数の観光客が日本を訪れたが、ゴールデンウィークは冬期よりも過ごしやすい時期で行楽には適しており、ますます増加が見込まれる。国内の経済効果のうえでは「うれしい悲鳴」だが、宿泊施設の数は限られている。日本人旅行者との間で「奪い合い」になりそうだ。

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