スポンサー企業の元会長から多額の融資を無利息で受けていたと週刊文春に報じられた、日本テレビの上重聡アナウンサーは2015年4月3日、司会を務める「スッキリ!!」に出演し、「多くの方に疑念を抱かれるような、そういった結果になってしまいました。深く深く、反省しております」と謝罪した。
報道後、カメラの前で謝罪したのは初めてだ。ただ具体的な報道内容に触れなかったため、「何を謝罪したの?」と事情を知らない視聴者には困惑が広がっている。
時折かんで、こわばった表情
番組はいつも通り、司会の加藤浩次さんの「おはようございます!」でスタート。直後に、ほかの出演者から少し離れたところに立っていた上重アナは「私の個人的なことで大変申し訳ありませんが」と断り、
「今回、知人から便宜供与を受けていたという報道がありました。プライベートな交友関係において、個人的なご厚意に甘えたことにより多くの方々に疑念を抱かれるような、そういった結果になってしまいました。深く深く反省しております」
と謝罪した。さらに続けて
「今後は視聴者の皆さまに信頼されるアナウンサーになるべく精進してまいりたいと思います。視聴者の皆さんをはじめ、多くの方々にご心配、ご迷惑をおかけいたしました。大変申し訳ありません」
と述べて、5秒ほど頭を下げた。内容をしっかり暗記して臨んだようで、カメラを見据えながら話していたが、時折かんでしまい、表情は終始こわばっていた。
ただ上重アナの謝罪は、番組冒頭の約1分を割きながらも、週刊文春に報じられた具体的な内容には触れなかった。そのため多くの視聴者は「上重くんって何をしたの??」と事態を飲み込めなかったようだ。ツイッターには、
「スッキリ!で上重アナ、何を謝罪してたの??」
「あれだけじゃ何をやらかしちゃったのかさっぱり分からないのですが」
と困惑が広がった。