「ホクリヨウ」など地方の食品企業にも関心が集まる
人気が集まり過ぎて上場初日に初値がつかず取引が成立しなかった銘柄もある。ともに3月17日上場の、労務管理システム開発の「エムケイシステム」(大阪市)と、コールセンター支援サービスを手がける「コラボス」(東京都千代田区)。それぞれ取引は上場2日目に成立。エムケイシステムの初値は公募価格(3500円)の4.3倍にのぼる1万5120円、コラボスの初値は公募価格(3620円)の2.4倍の8600円を記録した。
2月20日上場の鶏卵生産販売の「ホクリヨウ」(札幌市)の初値が公募価格(460円)より9%高い501円となるなど、地方の食品企業にも関心が集まる。3月19日に上場した、カキ料理のレストラン(オイスターバー)を運営する「ヒューマンウェブ」(東京都中央区)のような銘柄も初値が公募価格(1800円)を12%上回る2010円だった。新規上場は2月に6社、3月に15社となる見込み。4月以降も続々と予備軍が控える。コンタクトレンズ大手の「メニコン」や、ステーキチェーン「ステーキのあさくま」などの名前も挙がっており、それぞれ人気を集めそうだ。