「週刊アスキー」が紙媒体の刊行停止、デジタルに完全移行 動画コンテンツにも注力

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   KADOKAWA傘下のアスキー・メディアワークスは2015年3月31日、パソコン雑誌「週刊アスキー」を5月26日発売号で刊行を停止させ、6月から電子版に完全移行させると発表した。同時に同誌のネットメディア「週アスPLUS」を「週刊アスキー」に改名する。

   電子版は紙媒体の誌面デザインを踏襲しつつ、デジタルの利点を生かして発行間隔を自在に調整、即時性を高める。「週アスPLUS」についてはスマートニュースやグノシー、Yahoo!ニュースなど外部サービスとの連携を一層強化する。

   さらには動画コンテンツにも注力、YouTube、niconicoなどネットの生中継サービスも活用する。niconicoでは、現在のチャンネル「週刊アスキーチャンネル」を「ニコニコ週刊アスキー」に改名し、発表会解説番組などを放送する。テレヒ?放送への番組提供も視野に入れている。

   国内唯一の週刊パソコン誌である同誌は1989年、月2回刊行の雑誌「EYE-COM」(アイコン)として発刊。97年の週刊化の際、現在の誌名に変更された。一般社団法人日本雑誌協会の調査によると2014年10~12月の発行部数は約9万6000部だった。

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