大塚久美子社長に父親のリベンジが... 次は資産管理会社「ききょう企画」巡るバトルだ

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15億円の株式返還訴訟はなお継続中

   大塚家具の2014年度有価証券報告書によると、ききょう企画が保有する大塚家具の株式は9.75%で勝久氏に次ぐ第2位。2015年1月には勝之氏が取締役から、また千代子氏が監査役から外れた。ききょう企画の社長には現在、久美子社長が就いていることから委任状争奪戦では社長支持にカウントされた。

   それもあってか、勝久氏は2015年2月25日に、ききょう企画が保有する大塚家具の株式を久美子社長が違法に支配としたとして、15億円の株式返還を求める民事訴訟を東京地裁へ起こした。

   株主総会後に「ノーサイド」を告げた久美子社長だが、こちらは現在も係争中だ。

   株主総会前には、勝久氏や妻の千代子氏、長男・勝之氏で20.08%の株式を保有。主要な取引先で株主でもあるフランスベッドや、従業員持ち株会も半数が勝久氏支持にまわったと伝えられた。

   一方、久美子社長側には、米ファンドのブランデス・ インベストメント・パートナーズが支持を表明。ききょう企画の9.75%とあわせて19.99%を集めていたが、メディアの一部は久美子社長側のやや劣勢を報じていた。

   訴訟のゆくえによっては、もうひと波乱あるかもしれない。

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