2020年東京五輪・パラリンピックを巡り、都民の8割近くが「テロの発生」に不安を抱いていることが、警視庁の実施したアンケートで分かった。同庁が2015年3月27日に発表した。
アンケートによると、五輪の開催を「待ち望んでいる」「どちらかというと待ち望んでいる」という回答は合計で79.3%にのぼり、「あまり関心がない」「全く関心がない」(合計20.7%)という回答を大きく上回った。
一方、「開催について不安に感じていること」についての質問で最も多かったのが「テロの発生」で78.8%が回答。次いで「来日外国人等によるトラブル」(66.4%)、「交通渋滞・公共交通機関の混雑」(65.1%)という順になった。開催期間中に、警察が車両検問や交通規制、職務質問などを行うことについては、「行うべきである」が54.2%、「やむを得ない」が41.0%となり、大半の都民が理解を示した。
アンケートは1月20日から30日にかけて実施。18歳以上の都内在住・在勤者903人がインターネットで回答した。