アンケート回収率を高めようと虚偽の表示
これらの読者プレゼントに応募するにはアンケートに答える必要があり、アンケート回収率を高めようと虚偽の表示をしていた。ただ、出版不況に直面する出版社では予算の削減が進んでおり、竹書房では商品を用意するための予算確保が難しかったという。「措置命令を真摯に受けとめ、二度と起きないよう管理体制を強化し、再発防止に取り組み、読者の信頼に応えていく」などと謝罪した。
当選者水増し報道を受け、ネット上では「許せない」「ひどい」「ばれたら会社の損害になると分からないのか」と怒りのコメントが並ぶ。しかし、一方で「秋田書店の件もあって読者プレゼントなんて信用しなくなった」「昔からどこでもやっていること」と冷めた声もある。竹書房は秋田書店の水増し発覚直後の2013年9月以降、誌面に掲載された当選者数と同数のプレゼントを提供しているそうだが、読者の信頼を取り戻すのは容易ではなさそうだ。