上海で開催されているフィギュアスケート世界選手権で羽生結弦選手(20)は日本選手初の連覇に挑む。
腹部の手術、右足首のねんざ明けの状態に注目が集まる一方、上海浦東空港で着用していた日の丸マスクがちょっとした話題になっている。
「マスクほしい」という声も
2015年3月23日、上海入りした羽生選手は、空港ロビーで待ち構えていた報道陣の問いかけに無言を貫き、足早に車に乗り込んだ。しかしニュース映像を見ていたファンは、マスク左ほほ部分に小さくあしらわれたな日の丸を目ざとく見つけ、
「マスクすごい。日の丸だ!」
「気合い入ってそう!」
「それにしても特殊そうなマスクだな...」
とネットですぐさま話題を集めた。選手団公式マスクだと思った人もいて、「マスクほしい」という声も上がった。
しかし日本スケート連盟によると、このマスクは公式のものではなく、「個人的に使用しているもの」と説明する。そもそも過激派組織「イスラム国」の事件を受け、海外遠征する選手には「日の丸」「JAPAN」などのデザインがあるウェアの着用は避けるよう通達している。そのため今回のマスク着用で、連盟は羽生選手に注意を行ったという。