携帯がペースメーカーに与える悪影響は見直されている
スマホや携帯がペースメーカーに与える悪影響は、少しずつではあるが見直されている。13年1月に総務省が出した指針では、これまで装着部位から携帯電話を「22センチ程度以上離すこと」としていたのを「15センチ程度以上」に改めた。電車内についても「満員電車等では携帯電話端末等の電源を切るよう配慮することが望ましい」としていた記述を削除し、15センチ以上が保てない時に電波を出さないようにすることが望ましい、とした。
これを受け、関西の電鉄各社は混雑時以外の優先席付近での電源オフを廃止するなど緩和に動いている。
一方、JR東日本など関東では、現在も車内ステッカーや音声案内などで、優先席付近で携帯電話の電源を切るよう「お願い」を続けている。今回の「騒動」をきっかけに、
「携帯使用禁止という馬鹿なルールを辞めるべきでは」
「鉄道会社が正しい情報を広めてこなかったツケだろうなぁ」
と電源オフの見直しを求める声は多い。