文部科学省は2015年3月24日、小中学生のコンピュータを使った情報活用能力を測る初の調査結果を公表した。
調査は国公私立の小学5年生と中学2年生の計約6700人を対象に、13年10月から14年1月にかけて実施。その結果、小中学生とも、あらかじめ整理された情報を読み取る問題の正答率は高かったが、複数のページから必要な情報を見つけ出す問題の正答率は低かった。
また小学生については、他人の情報の取り扱いについての理解に課題があることも分かった。問題があると思うブログの記事ページを選ばせたところ、自分の学校名や出席番号を掲載していたプロフィールページは73.0%が選択。一方、知人の顔写真を無断で掲載しているページは41.2%、住所を教えてほしいという見知らぬ人物からの書き込みがあるページは47.6%にとどまった。